節税するうえで知っておきたいリースバックの税金について解説

貯金箱

リースバックで節税をする場合は、そもそもどのような税金が発生するものなのかを知っておかなくてはなりません。今回は具体的に3つの税金をピックアップして紹介するので、参考にしてみてください。

印紙税

1つ目は印紙税です。印紙税とは、不動産売買誓約書をはじめ、取引をした時の文書に渇せられる仕組みとなっています。リースバックをする場合は、当然ながら不動産売買に関する取引に該当するため、印紙税が発生するということを忘れてはいけません。節税を考えている人は覚えておきましょう。

主に印紙税は、領収書や誓約書などに対して必要になるものです。上述したように、リースバックをする場合は不動産売買誓約書に印紙税がかかり、金額は誓約書の内容によって変動する仕組みとなっています。そのため印紙税がいくらかかるのかは一概には言えません。

目安として、契約書に記載された金額が5,000万~1億円の場合、印紙税は3万円程度です。気を付けておきたいのは、納付を滞納してしまうと上乗せされた額を支払わなければならない点です。納税どころではなくなってしまうので、忘れないように気を付けましょう。

固定資産税

2つ目は固定資産税です。固定資産税はその名の通り、不動産をはじめとする固定資産を持っている人に対して、支払い義務があります。リースバックの節税において覚えておくべきポイントは、仮に売却できたとしても、固定資産税はリースバックの決済日から日割り計算を行い、売主へ支払う必要があるという点です。

もし4月1日に決済が行われて取引が成立した場合、4月1日から年度末までの固定資産税は買主が負担してくれます。つまり、決済が行わなかった間は、自分で固定資産税を負担しなければならないということです。

登録免許税

3つ目は、登録免許税です。普段あまり耳にしない専門用語のため、初めて知る方も少なくないでしょう。登録免許税は、不動産の登記情報申請にかかる税金です。

しかし登録免許税は、ほとんどの取引において買い手が負担するケースが見られます。これは登録免許税の場合、不動産を持っている人が支払う必要があるためです。もしリースバックをする場合、この登録免許税を支払う必要が無い物と認識してよいでしょう。